デザインを用意する
エッチングに使用するデザインを用意します。
ここではバセットハウンドのデザインをグラスに
エッチング(彫刻)してみましょう。
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デザインの調整
デザインの白黒を反転します。
デザインの黒い部分を彫刻するのですけど、
ガラスは彫刻したところが白くなるので、
デザインによってはこのように反転したほうが
良いです。
グラスエッチングの場合、背景は彫らないので、
背景は反転せずに白色のままです。
線の太さも調整します。
元の図のままだと線が細すぎてグラスに
エッチングしたとき、デザインのバランスが
良くないからです。
この時点で、空いたスペースに色々と文字
とかを入れます、字体も選べたりします。
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型抜き状のフィルムを作る
デザインを元に、型抜きフィルムを作成します。
結構薄いので取り扱いには神経を使います。
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グラスへのマーキング
エッチングをするグラスに、フィルムを貼る位置の
マーキングをします。
専用の道具を使っているので、例え100個のグラスを
相手にしても同じ位置に線をひけます。
これで同じデザインのものを何個作ってもOK!
どのグラスでも同じ位置にエッチング出来るんですよ。
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フィルムの貼り付け
グラスにフィルムを貼り付けます。
息が止まるほど慎重に作業しますが、貼り付けた
位置がイマイチな場合はフィルム製作からやり直し
ます。
(一度貼るとキレイに剥がせないんです)
キズ防止のため、デザイン以外の部分を完全に
覆って保護します、
彫刻するのは型抜きの部分だけですから…
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グラスへエッチング
いよいよエッチングです、小さなグラス一個でも
このように大掛かりな道具で挑みます。
ノズルの先から高圧力で砂を噴出して、その勢いで
彫刻します。
彫刻部分に対して常に直角に砂が当たるように
しながらノズルを左右に動かします。
フィルムの型抜きしてある部分だけが彫れます、
……が、今回は薄いフィルムを使ってますので
ノズルを近づけすぎると、フィルムが砂の圧力に負けて
彫ってはいけない部分にキズが入るんですよ、
間違っても作業中にクシャミなんか出来ません。
エッチンググラスの場合はやや浅く彫りますので、
砂の圧力を低く設定して、彫り過ぎないようにノズルを
早い目に動かすのがコツなんです。
文字はデザイン部分よりも少しだけ深く彫ったほうが、
デザインにメリハリがついて良い感じに仕上がります。
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グラスコーティング
彫刻してスグの状態は真っ白です、ガラス彫刻
などの置物とかで飾っておく場合には、この白さを
生かした表現方法もあるのですけど、
エッチンググラスには『グラスコート』という専用の
コーティング剤を使って仕上げます。
グラスコートで仕上げると、彫刻の部分が半透明の
ような白色になって高級感倍増です!
それに指紋とかの汚れにも強くなるんですよ。
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エッチンググラス完成
よく乾かしてフィルムを剥がせば完成です。
写真は解かりやすいように照明を当てて撮影
しいてます。
文字はやや深めに彫ってますので、光りを
屈折して立体的に見えます。
このガラス彫刻のキレイさが大好きで
ガラスエッチングという仕事をやっております。
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おまけ
ガラスエッチングとは、もともとは型抜きフィルムを貼り付けたガラスを、
酸性の薬液で浸し、型抜きした部分だけを腐食させて、
デザインを製作する技術のことを指します。
(型抜きしたデザイン部分が、すりガラス状になります)
ケミカルエッチングとも言います。
近年では砂を吹き付けて彫刻する技法もエッチングと呼ばれるようになりました。
サンドブラスト(Sand Blast)とか呼ばれてます。
要するにアレです、
型抜きフィルムを使ってデザインを彫刻することを、
まとめてエッチングと言います。
で、
薬液を使うのがケミカルエッチング
砂で彫るのがサンドブラストによるエッチング
となっています。
でもまあ、ガラスエッチングというもの自体まだまだ知名度が低いですねえ。
だからギフトで贈ったときに相手がビックリするんでしょうけど。
そりゃあそうですよ、プレゼントでもらったグラスやワインに自分の
名前とか彫刻してたら普通はビックリしますよねえ…。